最近はミステリ作家よりも、
ホラー作家の作品を読む機会が多い。
それでもミステリ要素が不在なら読まない。
何でも有りなら読む価値を感じない。
読んだ作品に共通している事は、
どれも映像化された事。概ね残念な結果で、
映像化は何故か原作を凌辱しかしない。
最近、面白い事が起こった。
変な家は初出は記事らしいけれど、
作者が制作した動画がオリジナルになる。
最初から映像が添えられている。
その後、書籍としてリリースされたけれど、
昭和のミステリ感がとても色濃く、
それなのに表現としては稚拙で、
動画以上のインパクトは感じられなかった。
それでも、物語の続きを読めた事は良かった。
そして映像化。
ジャパニーズホラーの手法を踏襲と謂うか、
全てを羅列しただけの、いつも通りの表現で、
誰も原作を理解していない。寧ろ知らない。
知っているならクリエイタとしても演者としても、
恥じた方が良いと思う。
先日、作者が完全版として動画をアップロードされた。
此れがとても秀逸で、映画を完全に破壊している。
作家が原作と映像は別物と謂うだけなら、
作品の言葉も色褪せてくる。
作家は作品を何より大切にして欲しいと思う。
映像制作側が、
原作と映像は異なると謂うなら、原作使用は破綻して、
改竄と凌辱が明らかになる。
映像化は不可能と謂れていた作品が、最近映像化された。
やはり無理があった。その要素も今回導入されている。
とにかく面白かった。
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