10.29.2025

halftime

最近はミステリ作家よりも、
ホラー作家の作品を読む機会が多い。
それでもミステリ要素が不在なら読まない。
何でも有りなら読む価値を感じない。

読んだ作品に共通している事は、
どれも映像化された事。概ね残念な結果で、
映像化は何故か原作を凌辱しかしない。

最近、面白い事が起こった。
変な家は初出は記事らしいけれど、
作者が制作した動画がオリジナルになる。
最初から映像が添えられている。

その後、書籍としてリリースされたけれど、
昭和のミステリ感がとても色濃く、
それなのに表現としては稚拙で、
動画以上のインパクトは感じられなかった。
それでも、物語の続きを読めた事は良かった。

そして映像化。
ジャパニーズホラーの手法を踏襲と謂うか、
全てを羅列しただけの、いつも通りの表現で、
誰も原作を理解していない。寧ろ知らない。
知っているならクリエイタとしても演者としても、
恥じた方が良いと思う。

先日、作者が完全版として動画をアップロードされた。
此れがとても秀逸で、映画を完全に破壊している。
作家が原作と映像は別物と謂うだけなら、
作品の言葉も色褪せてくる。
作家は作品を何より大切にして欲しいと思う。

映像制作側が、
原作と映像は異なると謂うなら、原作使用は破綻して、
改竄と凌辱が明らかになる。
映像化は不可能と謂れていた作品が、最近映像化された。
やはり無理があった。その要素も今回導入されている。
とにかく面白かった。



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