11.04.2024

halftime

ギターコードをあまり理解していない頃、
自分の好きな響きを模索していたから、
全てを理解した今だと、とても特殊な事が判る。
それでも問題なし。トップノート次第でポジションは変わる。

その頃、2種類のコード展開を考えた。
1曲はアコースティックのアルペジオとして、
今でも唯一無二の響きだと思う。

もう1曲は僕は素通りしてきたけれど、
カントリで応用されるコード展開だった。
表記としてはMinor7(11)で、解釈が異なると謂うか、
ポジションが完全に固定になる。

そのコード展開で改めて作曲をした。
デモの段階で聴かせる方は限られるけれど、
とにかく女性受けが良い。
更にRyokoへ作詞を依頼して、
仮歌とピアノを秦さんに依頼して、完全なデモの完成。
女性受けは倍増した。

僕には全く理解出来ない現象で、
決してどの作業も性別をターゲットにしていない。
改めて女性向けにベクトルを設定なんて僕には出来ない。
それでも、あのコが好きだった音、このコが好きだった音楽、
どこかで聴いて笑顔になれたら良いなって思った。

そう考えて向き合ってみると、
そのコード展開に全ての響きが揃っていた。
そこに載せたRyokoの言葉、秦さんの歌とピアノ、
既にアレンジに載せていた音、
全てが揃ってみると、歌詞とは異なる画が視えてきた。
全く気づかずに想像していなかった世界観が現れた。

なるほど。とてもよく理解出来た。
偶然が重なった事を、シンプルに纏めてブーストしても、
それはまた違ったものになる。
だから限られた人が少しだけ笑顔になれる事をしようと思う。

それにしても歌詞と歌が秀逸。
切なくても爽やかで、前向きな1歩がとても力強い。
僕には眩し過ぎる。全力で仕上げる。



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