歌のない音楽は幾つか作ってきたけれど、
シナリオと映像が揃った劇伴は此れが初めて。
風とはしったら アウトテイクvol.02
シーン04に載せた作品。
実際の映像に音楽は不要。
演技にあまり期待が出来なくても、
どんな表情を保っているか知っている。
セリフではなくても朗読にすれば、
その声が活きる言葉を選べば良い。
難しい演技より表情と声で成立する仕組み。
クレショフ効果に似ているけれど、
言葉の断片で表情を誘導する。
もし此れが朗読なら。
最も大切な映像が失われた場合、
音楽が不可欠になる。
映像は1枚の静止画で、セリフはテキストで、
それを資料として作曲をした。
vol.01にも音楽を添えたかったけれど、資料が残っていなかった。
どちらの表情も声もよく知っているから、素敵な作品になったと思う。
基本ではなるけれど、
セリフを載せられる様に、弦楽器の配置と、
ピアノのマイクを調整した。
残念ながら音声データは残っていなかった。
千晶も綾乃も音楽をイメージするには、
充分な素材で、もっとメジャな作品で活躍すれば良いと思う。
僕にはとても楽しくて愛おしい時間だった。
楽しいと音楽は如何でも良くなるけれど、
僕の価値は音楽だけ。唯一無二のカタログを作れた。
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