とてもシンプルで面白いプラグインと出会って、
マスターバスに刺すプラグインを組換えた。
コンソールも含めて再構築。
目指す音だけを決めて、
ミックスを進めていたけれど、
その手法だと自分のテンプレートが嫌で出来上がる。
求めていた音だから間違いはないけれど、
少し物足りなさを感じてきた。
ゴール設定をしないで音を作る。
トラック数をなるべく少なくする癖が抜けなかったけれど、
そこも遠慮なく必要な分は増やした。
楽器本来の音をそれぞれ残しながらミックスをしてきたけれど、
どの周波数をブーストして、どこが不要なのかは全て判る。
それなら最初からブースト・カットを施せば良い。
そうなるとEQもコンプもそれぞれ合うものが変わる。
それぞれ処理を施して配置をしてみると、
それでもブースト・カットが足りない。更に微調整。
どんどん物足りなさは埋まっていく。楽しい。
埋もれてしまった音は、必要なかったと今までは思っていたけれど、
それは間違いで、聴こえなくても頭の中では鳴っている。
聴こえる様に処理していないから物足りなさが生じる。
極端にパンを振れば想像とは異なってきて、
定位置で必要なボリュームにする事が重要だった。
珍しくDAWが落ちたり、Mac自体も発熱したり、
今までのミックスより数時間余分にかかったけれど、
1曲の最初から最後まで集中が途切れない事、
鳥肌が立ったり涙が流れたり、琴線を叩く要素は色濃くなった。
端的に謂えば物語として完成度が飛躍した。
今後のミックス方針然り、全曲に施したいけれど、
今はその予定を組めない。残念。
身体とは別に気持ちの疲労度がとても高く、
此れは楽曲に引張られた証し。完璧。
此の声が欲しいな、此の表情が欲しいな、
楽曲に必要なものが明確に浮かんできた。
1曲でも録りたいと思った。
11.24.2025
I Thought About You
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