4.27.2024

halftime

YUNGBLUDには全く興味がなかったと謂うか、
コラボでよく見掛ける人ってイメージ。

I Was Made For Lovin' Youのカバーを聴いた。
今風の歌唱で音作りもそんな感じ。
寧ろオリジナルのソングライトとアレンジが、
とても優秀だった事を再確認。

カバーと謂えば、
The Coverupsが最高で、
BilleJoeのロック好きがとてもよく判る。
自己顕示より演奏を楽しんでいる。
おっさんのコピーバンドっぽいけれど、
リスペクトの部分が少し違う。それが大きい。
簡単に始められない所以。

名曲を生んだアーティストが、
引退したり亡くなったり、
オリジナルの表現者がどんどん居なくなる。
作品は残っても、音楽は演奏されて、
歌われる事が何よりの存在意義になる。

カバーは如何してもオリジナルと比べられて、
概ねオリジナルが賞賛されて、
カバーが戦犯の様になる。少し大袈裟だけれど。
そうなると遊びやコピー止まりになる。

作家としても音楽ファンとしても、
楽曲が活きていた方が良いと思う。
そうではない意見も理解出来るけれど。

カバーの最難関はオリジナルへの忖度で、
オリジナル側も高みの見物をするから、
折角の機会が不完全燃焼を起こす。
数年を経て作家にもアイデアはあるだろうし、
聴いて育ったアーティストにも然り。
一緒に制作をすれば良い。
それはカバーを超えてオリジナルになる。
カバーの在方を考え直す時期だと思う。

僕も頂いた発注の中に、
書くより眠っている楽曲を勧める事がある。
そのままでは確かにカバー止まりでも、
オリジナルを超えるアイデアはある。
誰も喰いついていないけれど。



作曲を小休止した別件で、
約1年振りに三浦海岸へ行った。
行ったと謂っても通り過ぎた程度で、
滞在は約3分間くらい。

やはり海は最高で、
2年間でも住めた事はとても良かった。
それでも取捨選択だと海は諦める。
街に対しては特に感慨はなく、
住む前の撮影に訪れていた時期を思いだした。
寧ろその時期の方が両親も健在だった。


ちょこっと強引だったけれど、
母の施設にも寄ってきた。
医師から謂われた余命はあと数日でも、
よく喋っていた。

既に目が視えていない所為か、
僕は高校2年生の設定だったらしく、
一応なんとなくそれに合わせた。
何かの問題が発生している様で、
そこへ僕が仲裁に訪れたらしい。

聞いていると、過去に起きた事で、
その顛末は知っている筈だから、
そこで予言をしても意味はないけれど、
記憶が残っている事が判る。
登場人物は亡くなった方が勢揃いで、
存命な方が欠落していた。

少し現状の話を振ってみると、
何となく答えを知っている。
更に何かが視えていて、
驚かされる事も幾つかあった。
ついでに知らなかった事を知れた。
今風ならカリスマ美容師だったけれど、
誰にも負けたくなくて頑張ったらしい。
そんなのは初めて聞いた。

総合してみると、
もう長くないんだなって実感した。
僕が遣る事も理解出来た。此れは父の時と違う。
全部を叶えられるか微妙だけれど、
その手筈だけは整えておく。
もう一つ、会えるのは此れが最後だと思った。

佐薹一雪君!って謂われた時は驚いた。
冷酒を飲みたかったね。腸が嗤っている、
その言葉が可笑しくて泣きそうになったよ。


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